なごむ
なごむ
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「ねえねえボクもボクも」
「ちょいと邪魔しないで」
「ねえってば ねえ ねえ ねえ ねえ ねえ」
「わかったわよ ほら」
「じゃ ボクもお返し」
「 いたたた もうやんなっちゃう」
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ぐっすり。
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疲れましたか? じゃ私が肩をもんでしんぜよう。
青空広がる1月某日。カメラを片手に銀座をぶらぶら。
新築マンションの写真を撮り終え、周辺には何があるのかなと、裏道に入り込むと・・・
あった、あった。
否。
いた、いた。
キャッツ。銀座のド真ん中で、仲良く暮らす猫たち。
お食事中失礼します、とカメラを構えた瞬間、後ろから声をかけられる。振り向くと、そこには両手にバスタオルを抱えた女性。話によると、近くに住んでいて、この銀座キャッツの面倒を見ているそうな。
手に持っているタオルも、この猫たちの寝床に敷くもの。ごはんをあげたり、病院に連れて行ったり、この女性だけでなく、近所に住む人たちで、世話をしているそうな。
そう話しながら、駐車場にある水道で、わしゃわしゃと汚れたバスタオルを洗いだす。寒い中、お疲れ様です。
上の黒猫は、ここら一帯のボス、その名も「クロ」ちゃん。右側のは、ちょっとびくびくさんの「ハナ」ちゃん。彼女のの性格が、この微妙な距離に見え隠れ。
2枚目のバスタオルを洗いだした女性が、「隣の家の玄関先にもいるわよ」と一言。了解。早速行ってみます。
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